東京大学は2026年秋入学向けに標準化された宿題開示ルーブリックを発表し、各学部にシラバスで生成AI支援を禁止、引用付き許可、特定モジュールで必須のいずれかを明記するよう指示した。キャンパス全体の禁止には踏み込まず、開講前に各課題タイプを記入する3列グリッドを教員に与える。

ルーブリックが求めること

ルーブリック下では、学生は持ち帰り問題集と論文の表紙に使用ツール——モデル名、分かればバージョン、出力をそのまま貼ったか編集したか——を列挙する。口頭試験と対面クイズは部局長が言語練習の例外を申請しない限りデフォルトでAI不可。大学院セミナーはより厳格な規則を採用できるが、学部基礎科目はUTAS学習システムに日英でグリッド公開が必須だ。

東京大学学務部は、学生がアクセスを持たないふりをするより透明性を奨励する文部科学省指針と整合すると述べた。昨年のバラバラな運用——個別研究室がChatGPT禁止、隣学科がコーディング練習でCopilot推奨——とは異なる。

教員の実装

工学部は計算宿題で開示を求めるが、API呼び出しをログする検証済みJupyterテンプレートを提供する計画だ。法学部は司法試験の整合性から閉書試験を完全人間生成のままに投票した。教養学部の試行では、学生がプロンプト全文を添付すればAIブレストを許す文学科目がある——ローカル保存でクラウド採点には送らない。

ティーチングアシスタントは今月2時間の研修で、未開示の貼り付けと正当な共同作業を見分ける。ルーブリックはTAに名誉委員会前に学部長へエスカレーションを指示し、昨年の曖昧な盗用審理の滞留を減らす。

学生にかかるコスト

留学生は有料AIサブスクが必須教材かと質問した。ルーブリックは学部が返金なしに有料ツールを必須にできないとし、キャンパスライセンスモデルへ教員を押す。図書館はAnthropicとOpenAI APIの試行トークンを交渉したが上限があり、大規模入門科目はピーク週にクラウドツール禁止のままかもしれない。

障害学生支援は、音声入力や文法補助など生成モデルと無関係な支援技術は引き続き保護されると明確化した。ルーブリックは文章を生成するモデルと区別する。

限界と不服

ルーブリックは全国入試や学部外の大学院出願エッセイは支配しない。新モデル登場で教員が学期途中に規則を改めてもよいが、影響課題の2週間前に告知必須。学生は既存の学則委員会で開示ペナルティに不服申し立てできる。ペナルティは入門科目の初犯は再提出から始まり、教員投票で繰り返し未開示は科目不合格へ段階的に上がる。

駒場寮へPCを送る家族への実用点は、高額AIサブスクを買う前にシラバスグリッドを読むこと。多くの科目は開示を求めるがツール使用は求めず、複数理系は採点対象を鉛筆紙の問題集に依然好む。