バンダイナムコフィルムパートナーズは、大手チェーンでのプレセールが単独タイトル平均を上回った後、2本の劇場アニメを共通前売り券で組む秋の国内ロードショーを設定した。配信が観客を分断する中、2本立てが平日稼働を押し上げられるかに賭けている。
上映内容
プログラムは、バンダイのプラモデル向けメカ総集編と家族向けオリジナルファンタジー長編を組む。合計上映時間は休憩10分を挟み2時間未満で、TOHOシネマズとイオンシネマが8月の限定試写でテストした形式だ。ロードショー都市は東京・大阪のオープニング週末後に仙台・名古屋・福岡・札幌を含む。
バンダイナムコホールディングスは一部会場で物販ブースを期待するが、高齢向け午後枠の混雑を避け、フランチャイズ大作よりSKU数を抑えた。
2本立てが戻った理由
日本の映画入場者数は大作輸入があってもパンデミック前を下回る。2本立ては広告・プリント費を2つのライブラリ近傍作品で分摊し、週末に2回出かける理由をファンに与える。42万枚の前売りは、玩具ラインにシナジーのある2作品を1枚のチケットで見られるとき、コア観客が反応した示唆だ。
上映側はペア向けコンセッションバンドルでマージンを稼ぎ、投影HVACのエネルギーコスト上昇の中で重要な収益線だ。
長期稼働のリスク
総集編比重のプログラムは、口コミがオリジナルファンタジー片に集中すると2週目の落ち込みが大きい。9月の批評試写では、メカパートが長い振り返りに読める—模型購入者には助けになるが一般観客には物足りない可能性がある。バンダイナムコフィルムパートナーズは10月5日にネタバレ解禁のインフルエンサー上映を組み、評判のバランスを取る。
国際ウィンドウ
両作品のストリーミング権は国内興行が終わるまで日本外では未確定で、バンダイの映画部門の標準だ。東南アジアのライセンサーは前売り速度を見て、TVアニメがモバイルを飽和させる市場で字幕2本立てが機能するか判断する。現時点では年末の実写輸入と争うホリデースロットを前に、日本の稼働率を押し上げる国内向け策だ。
上映側の経済
TOHOとイオンシネマは、1枚のバーコードで2作品を見る場合に2本目の配給取り分をやや高くする収益分配を交渉し、キャンペーンを束ねることで作品あたりの広告CPMを下げた。
