イオンフィナンシャルサービスは金曜、モールの一部ポイントをスーパー併設ガソリンスタンドで使える割引券に換算できると発表した。関東のセルフスタンドではリッター180円超も見え、シルバー週間のドライバー向けだ。

イオンモール内のポイントを、店舗併設の給油レーン向けクーポンへ振り替える。2000ポイントで1回500円引き、10月15日まで口座あたり2回まで。

キャッシュバックではなくクーポンにした理由

円安で海外還元は抑制傾向だが、国内燃料特典は政治的に敏感。自社スタンド内に留める形で、インターチェンジ収入を直接削らない。

PayPayカードや楽天カードは9月に交通系特典を強化。イオンはアウトレットへ車で来店し、併設ポンプで給油する層を狙う。

注意点

対象は参加イオン石油のレギュラー・軽油のみ。駐車場内の他社ブランドは除外。換算後のポイント戻しは不可で、口座引落還元との併用も不可。

消費者庁は有効期限の明示を求めており、換算後7日間の利用期限とする。

背景

原油高と158円台の円安で小売燃料は上昇。国会ではガソリン税の議論が続く。カード会社は全カテゴリ還元率を上げるより、提携先限定の方が費用対効果が高いとする。

シルバー週間ピークの13日までに換算率が目標を超えれば、他社も追随するとアナリストは見る。

利用者のチェック項目

地方店舗は給油設備がない場合がある。換算前に参加店を確認する。同社はキャンペーン期間中、毎夜更新の店舗一覧を公表する。

家計の計算

シルバー週にイオンで12万円使う世帯は、10月キャンペーンで約3600円相当のポイントを燃料クーポンに替えられるとFAQが示す。高速の満タン代は埋まらないが、スーパー会員値引きと組み合わせやすい。

JCBや三井住友カードもガソリン還元を打ち出したが、イオンの強みは休暇セール時のモール内回遊だ。消費者金融アナリストは提携カード延滞率がコロナ前ピークを下回り、限度額よりリベート競争に余力があるとみる。

金融庁は燃料クーポンを隠れ金利とみていないが、消費者団体はレジで円換算を明示してほしいと要請した。