厚生労働省は金曜、箱根の3旅館でシルバー週間のチェックイン時にノロウイルス疑いが少なくとも46人に出たため、報告義務を強化した。神奈川県は共同浴場と厨房を点検した。

30室以上の施設は疑い発生から24時間以内の報告が必須となり、従来の72時間任意ガイドより短縮。2施設は露天風呂を一時閉鎖し循環設備を消毒した。

調査の初期結果

朝食ビュッフェの共有トングが疑われ、温泉水そのものではないとの見方。同じ配膳業者を使う施設で遺伝子型が一致したと報道がNIIDメモを引用。

到着36時間以内の嘔吐・下痢。入院はなく、富士・伊豆の宿泊もキャンセルが出た。

政策転換

昨冬のスキー場流行以降、厳格化が議論されていた。報告はツアー会社向けダッシュボードに載せ、バス手配前の確認に使う。

違反は旅館業法の改善命令につながるが、刑事罰は稀だ。

施設への指示

稼働率80%超ではビュッフェを盛り付け式に切り替え、入浴記録を保管。ピーク期は循環塩素を1日2回測定。

旅館組合は厨房スタッフ向け迅速検査キットの補助を要請。

旅行者へ

週末予約者は風呂再開と食事形式の変更を確認を。厚労省は午後に英語・中国語の要約を観光健康ポータルに掲載した。

県の対応

神奈川は3施設の厨房と浴槽フィルターを採取し、時間ごとに更新する二言語ダッシュボードで公開。バス会社は緑表示のない宿を月曜まで除外し、宿は広がるキャンセルを避けるため受け入れた。

専門家はシルバー週と学校大会が重なり、選手が温泉街間でウイルスを運ぶ恐れを指摘。MHLWは出発48時間以内に症状があれば遠征延期を促した。