財務省の40年国債入札が低調に終わった火曜日、長期金利が上昇し、りそなホールディングスとみずほフィナンシャルグループが銀行株指数を押し下げた。地域銀行主体の銘柄は、有価証券の時価評価が株価に反映される一日となった。
入札の内容
40年債のテールは最近の平均より重く、応札倍率も低下したと市場関係者は指摘する。超長期利回りが上がると、売却可能証券を抱える銀行は評価損の懸念が株価に先回りする。
指数で目立った銘柄
りそなはパーセンテージ下落がメガバンクより大きく、みずほも証券ポートフォリオのベータで軟調だった。三菱UFJや三井住友も下げたが、30年・40年の同時上昇日は「債券感応度」の高い名前が売られる。
金利環境
日銀は国債買い入れを縮小し、市場の価格付けが効きやすい。連立再編の政治不安が財政リスクプレミアムを議論させる声もある。
地域銀行の視点
りそなはコスト削減とデジタル化を進めるが、利回り急騰日は証券評価が上回る。与信コストは落ち着いているが、債券ボラティリティは相殺要因になる。
見通し
年度末まで長期入札が続く。連続してテールが重いと、ヘッジや資本の話が戻る。次の材料は日銀議事要旨と米国債供給だ。
まとめ
40年入札の低調が曲線を急にし、りそな・みずほを押し下げた。貸出マージン改善があっても、入札日はいまだ銀行株の債券プロキシとして動く。
