アドバンテストは前場の安いから切り返して小幅高で推移し、フジクラと古河電工は続落した。前日の日経平均0.86%安(64,360円台)のあと、日本国債利回り上昇とソフトバンクグループの6%下落がAI関連株のセンチメントを分断した。

市場の材料

米国株先物の落ち着きは限定的で、前日のTOPIX0.95%安を引き継ぐ慎重姿勢が残った。長期金利上昇はグロース株のディスカウント率を押し上げ、データセンター向けケーブル株に調整売りが及んだ。

検査装置株はAI設備投資の先行指標として売られ過ぎではないかという見方も出た。

ソフトバンクの影

指数寄与率の大きいソフトバンクGの急落は外国勢のポジション削減と相まって心理悪化要因となった。ファストリは逆に支え、円安下でのドル収益銘柄の役割を示した。

銀行と金利

メガバンクは利回り曲線の変化で売られた。日銀は10月30日の政策会合で据え置き観測が強いが、インフレ見通しの上方修正が話題になる。

需給

水曜は出来高が薄く、米大手決算前の様子見が続いた。NISA経由の個人は前日の急変銘柄に敏感に反応する。

為替と輸出

円安は輸出企業の円換算益にプラスだが、ソフトバンクのようなドル資産保有株には株価と為替の両面でボラティリティ要因となる。

結論

アドバンテストと光関連の分岐は、AI株全体の撤退ではなく銘柄選別の表れだ。金利が収益見通しを上回れば、光関連の調整は続く可能性がある。