いわきコスモ証券は、5つの顧客口座で不正アクセス後に意図しない株式売買が成立したとして、取引をすべて取り消し、顧客に損失が生じていないと発表した。Artex関連の侵入波の中で、地方証券の取引APIが狙われた具体例として注目される。

会社の説明

福島県に本拠を置く同社は、インターネット経由のサービスで認証情報が悪用されたと説明し、該当口座の売買を停止・巻き戻した。銘柄・数量は公表されていないが、短期の流動性銘柄への試行とみられる。

地方証券の防衛

同業他社はパスワードリセットと注文APIの再テストを急いだ。証券業協会は注文機能へのハードウェアMFAを推奨している。

広い文脈

規制当局は口座単位のキルスイッチ基準を検討する圧力が高まる。顧客への説明では税務上の取得単価が変わらない旨が伝えられる。

業界への示唆

大手はサイバー予算で差別化を図るが、地域密着は信頼が武器だ。保険は取引系侵害の補償範囲を狭める動きもある。

結論

損失ゼロの巻き戻しは幸運の域だ。取引APIは顧客サービスではなく重要インフラとして扱うべきだ。