横綱・大の里と青錦は日曜、11勝3敗で並んで両国国技館に登場し、秋場所はこの2週間の最後の1時間で決着する。

両者は15日目に対戦する予定だ。大の里は14日目に琴櫻に敗れてこの日を迎える。自身がリードしていた場所の終盤で喫した2つ目の黒星だった。青錦は同日午後に自身の取組を制し、並び、決着が近いように見えた優勝争いを一戦に変えた。

これが今の秋場所の姿だ。横綱1人、挑戦者1人、15日間の積み重ねが、土俵上の最後の一番になるとは限らない一戦に凝縮された。

14日目に何があったか

大の里が琴櫻に敗れたことは、場所の顔ぶれではなく計算を変えた。横綱は先行していたが、その日の夕方には青錦と11勝3敗で並び、日曜の取組は戴冠式ではなく決戦になった。

14日目は伝統的に、12勝か13勝に到達し得る力士だけに優勝争いが絞られる時点だ。今年は2人に絞られ、しかも千秋楽の午後にすでに組まれていた取組に絞られた。

取組の背後に控える規則

大の里と青錦が同星で終える場合、あるいは日曜にどちらかが勝ち、別の力士が並ぶ場合、優勝は星取表では決まらない。日本相撲協会の規則は、その日の最後の取組の直後に行われる決定戦を定めている。

2人同率なら一度だけ対戦する。3人以上の場合は方式が変わる。同率の力士による巴戦となり、先に2番連続で勝った力士が優勝する。相撲の優勝決定戦は意図的に短い。それは第2の場所ではなく、それを必要とした15日間を見届けた同じ観客の前で行われる、一夜限りの決着だ。

観客よりも力士にとって重要な細部が一つある。決定戦の結果は公式記録には加算されない。決定戦で敗れた力士も、15日間の星取をそのまま次の番付に持ち越す。だからこそ、決定戦での敗戦は12日目の黒星とは違う重みを持つ。

15日間を終えた体

9月の場所の千秋楽ともなれば、蓄積された負担は目に見える。15日間で15番、体重150キロ以上で、同じ2週間を互いの組み手や足運び、得意の立ち合いの研究に費やしてきた力士たちと向き合う。大の里と青錦は2週間同じ土俵を共有し、ともに最も消耗した状態で対戦する。

大の里の終盤の黒星は、いつものように読まれるだろう。横綱は降格されないが、その地位に付随する期待は暦の都合で止まらない。終盤の2敗目は、番付の頂点がその称号が示すほど確かに保たれているのかという疑問を招く。日曜の勝利、そして必要なら決定戦が、その疑問にどんな記者会見よりも明快に答える。

見どころ

取組そのものは最初のやり取りで決まる可能性が高い。大の里の強みは前に出る圧力と、相手の手を自身のまわしから遠ざけることにある。青錦の強みは辛抱強さで、土俵際を突き、相手のミスを待つことにある。琴櫻は14日目、横綱が前への圧力をそがれ、進路を外され得ることを示した。

次に来るのは取組後の進行だ。星取がそのままなら、観客は席を立たない。優勝表彰、インタビュー、一礼 — そのすべてが、10秒で終わるかもしれない一戦にかかっている。その一戦が2週間を決める。