PayPayは28日、京王グループのシステム障害で一部モール店舗のQR決済が止まった事例を踏まえ、オフライン時の決済手順を加盟店向けに公開した。
店舗LANが不通でもスタンドアロンQRに切り替える方法や、セルラー端末経由で処理する条件を記載。現金や主要クレジットは通ったがPayPayだけ止まったというテナントの声が背景にある。
障害の中身
京王は金曜、グループサーバーがランサムウェアで暗号化されたと発表。列車運行は別ネットワークで継続したが、百貨店系の予約・店舗カード系が日曜朝まで停止した。
PayPayはバーコード表示はできても、館内Wi-Fiや内部スイッチがダウンし認証できないケースがあった。後送り記録は新チェックリストなしでは非推奨とした。
カード連携QRのリスク
PayPayカードはVisa枠と連動し、残高とクレジットの両方が止まりうる。モールでは1社のIT統合がQR・ポイント・ギフトを束ねる例が多い。
12月までに百貨店向け第三者オフラインキットを認定する。後送り決済はプラスチックカードほどチャージバックが効きにくい点も注意喚起されている。
利用者への示唆
集中LAN型モールでは予備の支払い手段を用意するようPayPayは勧告。警察庁の9月統計はフィッシング被害が増加したが、今回の主因は加盟店運用側だ。
京王は日曜夜から店舗カード端末を順次復旧。手順書は京王以外の鉄道系モールにも適用される。
波及
他の鉄道系モールもネットワーク分離を求める動き。駅ナカ薬局は昨年の台風時にもLAN障害があった。
PayPayは2027年1月から大型加盟店の可用性スコアを四半期公開し、セルラー端末冗長化を促す。
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