KDDIは金曜日、大阪マラソンコース沿いにトレーラー型5G基地局を稼働させた。関西の一部で恒久光纤の修復が続く中、日曜のスタート前に救護と放送向けの帯域を確保する。
キャリアは14の仮設サイトで5キロから40キロ付近をカバーし、観客が集中する天神橋筋直線も含む。各トレーラーはマイクロ波と衛星の混在バックホールで、市街の光纤が掘削で切られてもラップタイム送信を維持できるとしている。
一般利用と分けたイベント網
鈴木陽翔の技術デスクは、単に公衆基地局の容量を増やすのではなく、マラソン運営向けのネットワークスライスを切ったことを確認した。救護テントと日本陸連の職員は木曜発行の認証情報でそのスライスに接続し、観客の動画投稿との干渉を抑える。
総務省はトレーラー向けの特別臨時免許を月曜まで付与。職員は金曜午後に淀屋橋近くの置場を視察し、川沿いの高さ制限を満たすことを確認した。
大阪が冗長化を要した理由
週初の台風で大阪東部の共同管路が浸水し、レース後まで恒久修復がずれ込んだ。KDDIの衛星バックホール提携先は、北海道の僻地展開で使う携帯型端末2台を水曜深夜にトラック輸送した。
ソフトバンクもゴール前直線で並行セルを稼働するがスライスは共有しない。放送局は主系路を慎重に選ぶ必要がある。NTT西日本は金曜朝に大阪市データセンターへの芯線を復旧し、タイミング系が一断で落ちるリスクは下がったがゼロではない。
レース後
KDDIは月曜夜までにトレーラーを撤収し、3台を台風デュバン後も固定宽带待ちの千葉自治体へ再配備する。鈴木氏のチームは、スライス型のイベント通信が来年春の東京での世界陸上関連週の型になるか測る。
ランナー向けの公衆5Gも沿道で改善するが、給水所で観客が集中すれば上り速度は落ちる。主催者はホテルで公式地図をオフライン保存する低技術の備えを呼びかけ、スタッフ用スライスが維持される場合に備える。
