沖縄県議会が日米地位協定(SOFA)の見直しを求める決議を可決した直後、金曜日には東京でも数十人規模の抗議デモが行われ、日本国内に配備される米軍の大半が集まる沖縄で起きた事件が首都の政治日程にまで波及した。
決議は、米海兵隊員ランス・コーポラルのデヴィン・ジェイコブ・バラード(20)が那覇のホテルで谷アンナ(39)を強盗殺害した疑いで逮捕された事案の余波で採択された。報道によるとバラードは容疑を否認している。高市早苗首相は凶悪な犯罪として強く非難し、外務省は抗議のため米側外交官を呼びつけた。
沖縄県議会が求める内容
アル・ジャジーラの報道によると、県議会は金曜日に、米軍に対し服役員による犯罪防止をより強く求めるようSOFAを改正すべきだとする決議を採択した。決議と声明文は米大使館と日本政府に送付される。
沖縄には日本に駐留する約5万4000人の米軍人の多くが配置されている。米軍関係者による性的犯罪、暴行、飲酒運転などは数十年にわたり抗議の火種となっており、2024年にも性的暴行事件の連続で県議会が同様の決議を採択した。
米軍の対応
第3海兵遠征軍は水曜日から48時間の作戦停止を行い、金曜日から午前0時から5時までの外出禁止を30日間設けると発表した。沖縄でも東京以外のデモが行われたと日本経済新聞などが伝えている。
国会と外交の行方
県議会の決議だけではSOFAは変わらない。政府間交渉の枠組みだ。しかし予算や基地再編をめぐる国会論戦で野党に新たな材料を与え、沖縄住民に偏って苦しみが及ぶと県知事らが訴える犯罪の可視性を高める。
外務省は同盟の抑止力を重視しつつ、米司令部に規律の徹底を求め続けている。外出禁止や作戦停止が公表された今、ワシントンが追加措置—外出規制の強化や日本側捜査への協力迅速化など—を示すかどうかが焦点となる。
金曜の東京デモは規模は小さかったが、本土の活動家が沖縄の制度的政治抗議と連動したシグナルとなった。警察は警戒し、初期報道では大規模な衝突はなかった。バラード被告の刑事手続きは、SOFAが定める米軍保管下の被疑者に関する手順に沿って日本の裁判所で進む。
