今年のスポーツの日週末の宿泊料金は、日本が見て見ぬふりをしている二極をはっきり示す。都心のビジネスホテルは日曜夜を割引し、首都圏二時間圏の旅館は最低三泊・料金40%超の上振れが並ぶ。政策失敗ではなく、通勤が消えても広い空間を求める家族がどこにいるかを市場が示している。
都心の静けさとリゾートの逼迫
大手OTAでは東京の日曜宿泊が15〜25%オフ。箱根・軽井沢・伊豆は九月平均比40%高の現金料金。円安でインバウンドが有名区に残る一方、月曜の運動会がある家庭はオフィス街を離れる。
月曜朝の山手線の混雑度は平日より大幅に低い一方、北陸新幹線の指定席は日曜午後に残りが少ない。SNSで「都心が空」は、郊外に人が移動しているだけだ。
政策は主因ではない
観光補助はパンデミック期には有効だったが、今はクーポンより稼働率の透明性が必要。キャンプ場と温泉の空き状況を自治体が出せば、恐慌予約が減る。
公平性
新幹線プレミアムやレンタカーが無理な家庭には郊外は遠い。都心割引は既に東京在住者の安いステイケーションには効くが、自然へのアクセスとは別問題だ。
正直な料金表示
スポーツの日割増を明細に分け、カード会社のポイント枠上限も空室がある施設を公表すべきだ。東京タワーを宣伝するより、データで郊外選択を可能にする週末にしたい。
