中国海軍は水曜日、空母遼寧を中心とする艦隊を西太平洋へ向けて展開したと発表し、北京は年間の定期訓練であると説明した。日本の自衛隊は、沖縄近海で当該群を警戒・監視している。
第一列島線の外側での中国空母展開は続いており、防衛省関係者は台湾海峡を通過せずに打撃群の運用を試す「南西の空白」として位置づけてきた。
北京の発表
人民解放軍海軍は、遼寧群が東へ進出し、実戦的な訓練水準の向上と任務遂行能力の強化を目的とすると述べた。国営メディアと国防省に掲載された声明は、国際法と慣行に沿う演習であり、「特定の国や目標を指向していない」と強調した。
遼寧は中国が保有する3隻の空母のひとつで、共同通信によると今年に入ってから西太平洋と南シナ海で40日超の演習を行い、日本の統合幕僚監部は離れた位置から固定翼機の発着を多数記録した。
東京の対応
防衛省は直ちに詳細な航路図を公表しなかったが、共同は水曜日に沖縄県沖で遼寧が確認されたと報じ、海上自衛隊の護衛艦とP-3C哨戒機が監視を続けている。
遼寧の展開自体は慣例化しているものの、尖閣諸島周辺や宮古海峡での航空活動が重なる可能性があるため、各回閣僚レベルの説明が行われる。
6月には、遼寧からの中国軍機が日本の哨戒機に接近した事案で、東京と北京は危険な接近のあったかどうかについて異なる説明を出した。統合幕僚監部は、海上自衛隊が安全な距離を保って行動したと述べた。
地域の文脈
空母移動は、2025年半ば以降台湾東の東シナ海で中国海警船の定期巡還が続く状況とも重なる。米当局は遼寧の展開を認知しているが、米艦の具体的な動向には言及しなかった。
防衛研究所の分析者は、護衛艦・補給艦・潜水艦を組み合わせた遠海展開が、台湾有事を想定した持続運用の練習になると指摘する一方、声明は演習の例行性を繰り返した。
高市早苗首相の内閣は、南西諸島周辺の中国活動増を理由に補正予算を国会に求めている。野党は、那覇に展開する自衛隊航空部隊に、長時間の空母追跡に足る給油支援があるかと質問した。
防衛省幹部は、2024年に沖縄南方で日中国軍機が視認距離まで接近した事案以降、偶発的なエスカレーションを避ける「冷静かつ毅然とした」監視を続けると述べた。