千葉県北東部を震源とする地震が8日午前4時13分ごろ発生し、気象庁はマグニチュード(M)4.8、震源の深さは約50キロと推定した。
最大震度は同県旭市で震度4。震度3は茨城県南部と千葉県北西部の広い範囲で観測され、潮来市、稲敷市、成田市、匝瑳市、香取市、山武市、多古町、芝山町などが含まれる。
気象庁の発表内容
気象庁は4時17分の震源・震度情報で、震源地を北緯35.7度、東経140.7度とし、千葉県北東部とした。深い震源のため関東平野では揺れが広がりやすいが、都市直下型の浅い地震に比べて建物への影響は限定的なことが多い。
震度4の揺れを受け、千葉県と茨城県の自治体は倒壊物や火災報知器の誤作動の受付窓口を開いた。成田空港周辺でも震度3が記録された。
交通と空港の点検
成田国際空港では、地震後に滑走路や誘導路の点検が行われるのが通例である。JR東日本や私鉄各社も、千葉北東部の路線でレールの変位確認を進め、朝の通勤時間帯に遅れが出る可能性があると注意した。
発表直後には脱線や滑走路閉鎖の報告はなかったが、安全確認に時間がかかれば列車の遅延が連鎖する恐れがある。
津波情報と備えの呼びかけ
気象庁は今回の地震による津波の心配はないと伝えた。房総半島の漁港でも、大規模な海底地震の際に使う監視体制は継続する。
自治体は高い家具の固定や非常用の水の備蓄を改めて呼びかけた。震度4では建物が倒壊しなくても棚から物が落ちることがある。
千葉北東部は太平洋プレートが沈み込む複雑な地質帯にあり、中規模の深発地震は珍しくない。今回の揺れは大災害ではなく警鐘と位置づけられているが、余震があれば気象庁が震度分布を更新する。
