気象庁は金曜日、記録的な大雨が関東や東日本を襲ったとして、東京都伊豆諸島の新島と大島に土砂災害警戒情報の最高段階であるレベル5を発表した。

気象庁は強い雨の帯が関東平野に停滞し、河川の増水と地盤の飽水が進んでいると説明した。崖や谷あいに近い住民には、土砂の動きが見え始める前に安全な場所へ移るよう強く呼びかけている。

関東各地の混乱

東京、千葉、神奈川では道路の冠水や低地の浸水で、主要通勤路の列車が運休・遅延した。複数の自治体で学校が休校となり、傾斜地の住宅から避難できない人向けに避難所が開かれた。

伊豆諸島ではフェリー便が削減され、自治体が防災無線やアプリで警戒を繰り返し伝えた。消防には冠水や立ち往生の通報が相次いだが、レベル5発表直後に死者が確認されたという報告はなかった。

当局の見通し

予報官は、最も激しい雨の塊が福島など太平洋側へ北上しても、地盤が飽水した状態では数時間後に土砂災害が起き得ると警告した。月曜夜まで関東や伊豆諸島で再び雨雲が発達する可能性があり、消防・自治体は引き続き警戒体制を維持する。

岸田政権の後継として台頭した高市早苗氏の内閣も、今夏の猛暑や台風対応と並び、東京の郊外から離島まで避難指示の伝達力が試される局面にある。

レベル5の意味

レベル5は都市に近い地域では稀で、斜面が崩れる前に離脱しないと命に関わると伝える段階だ。下位の警戒は準備や任意避難を促す。気象庁は島の警報とあわせ、複数の河川で洪水警戒も出し、鉄道が平常ダイヤに戻るまで不要不急の外出を控えるよう求めた。

伊豆諸島の送電線点検や、防災サイトへのアクセス集中も報じられた。当局は警報が下がるまで島への登山・ハイキングを延期するよう呼びかけている。

東京都は週末も災害対策本部を稼働させ、常設避難所が少ない離島の町と連携する。過去の台風ではフェリー欠航で観光客が足止めされた事例があり、都は防災ポータルで英語の警戒情報も掲載した。

保険業界は、標準の火災保険が土砂崩れをカバーしない点を改めて注意喚起した。国土交通省は、雨が弱まってから新島の既知の斜面を地質調査する方針を示した。