理研の数理創造プログラムiTHEMSは、2024年1月能登半島地震で活動した断層の余震列を富岳で計算し、石川県に斜面安定度の更新図を渡した。冬の積雪前に、再建交通の法面点検順位を絞る目的だ。
入力データ
気象庁の余震目録、航空レーザの前後差分、国土地理院の土質図を組み合わせ、摩擦係数を変えたアンサンブルで確率帯を出す。個別地震の予測ではなく、どの斜面を先に人が見るかのランキングだ。
自治体での使い方
県のインフラ局は10月の道路閉鎖調査と照合。スポーツの日の観光客増と仮設住宅が共存する輪島・穴水で、凍融え前に亀裂が広がるリスクを示す。
計算資源
富岳の割当は災害対応で優先審査。約230万ノード時間を二週間で使用。大学クラスタでは困難な規模だ。
広報
町民向け資料はランク付け地図を示すが煽らない。プレハブ住民は夜間道路閉鎖の要否を知りたい。モデルはボーリングの代替ではなく、ボーリング場所を絞る。
