仙台のNeuroWeaveは、脳卒中後の片麻痺患者向け肩ウェアラブルで鏡像療法を促す製品を拡大するため、東京大学IPCとSMBCベンチャーキャピタル主導の7億8000万円シリーズAを完了した。東北大学病院と2つの自治体保険で成果連動型リハの試験を進める。
臨床課題
上肢の麻痺患者は自宅運動のフィードバックが乏しく中断しがち。NeuroWeaveの繊維センサーは肩外転と前腕回外を測り、タブレットのミラー映像で非対称が閾値を超えると振動する。東北大学病院の12週間40名試験では、紙の指示のみよりホームセッション欠落が28%減(査読前)。
製品と資金使途
洗濯可能スリーブとBLE慣性ユニット、セラピスト録画アバター付きアプリ。データは原則端末内で、同意後に病院VPNで要約同期。Series Aで仙台本社ラインを新設し2027年3月まで5000台目標。ランダム化試験と地域看護師向け装着研修、Fugl-Meyer改善が条件を満たせば保険の包括支払いパイロットへ。
制度と競合
公保険は来院単位が中心で長期デジタル指導は弱い。仙台市は再入院抑制を目的に試験を共助。VRリハ各社と比べ、調理や更衣中も着用できる点を差別化。オムロンは洗濯50回耐久試験後に流通再開を検討。
患者と展望
退院キットから提供し、一般向け販売は試験完了まで待つ。成果が出れば介護予防プログラムへの組み込みを狙う。東北にとっては、クリニック以外で腕が動いたときに支払いが動くか—それが今回の調達の意味だ。








